のらネコキャリコンのお役立ちコラム&ニャース

「傾聴(けいちょう)」って聞いたことないやろか。
人の話をよーく聞く、特に会話をしとる相手の話をしっかりと理解しながら聞くっちゅう感じやな。
フツーは自分のしゃべりたい事で頭いっぱいで相手の話しなんて「ハイ、ハイ」みたいな感じで聞くことが多いやろ?そんなもんやて実際。
けれどもや、相談業務なんかしとる人は相手の話を聞く時に「傾聴」をしとるんやけど、その中で「あなたの言ったことをしっかりと聞いていますよ」ちゅう意味で「相手の言葉を繰り返す」ていう事をすることが多いな。
「これがものすごく難しくて。」
「ものすごく難しいと感じていらっしゃるのですね」
とか
「それがうれしいんです。」
「それがうれしいんですね」
とか、なんというか普通やったらウザい感じがするねんけど、ゆっくり理解しながら聞くっちゅう状況では、この「相手の言葉を繰り返す」っちゅうのは、普通の人かて特に意識しとらんでやっとる事も多いんやで。
単語に限らんとフレーズやら「擬音表現」やらも相手が言うたそのまま使って事があるんや。それは自分が過去にほとんど使ったことがあらへん表現でも、相手に合わせて使こうとることあんのやで。
「バッキバッキだった」「私もたまにバッキバッキ」
「ほんと、どつきたくなった」「自分もある。ほんと、どつきたくなること」
とか、意識して繰り返しとるんちゃうやろかと思うほどの人も結構おんねん。
そしてこれはな、なんか話の波長やらリズムやらあるいは感覚やらが合ってきて、精神的な同調がすすんでくると、ますます使っている言葉や表現などが似てくる。
さらに「しぐさ」やら「表情」なんかも同じようになってくるねんで。ほんま見とったらびっくりするくらいにな。
この法則っちゅうか行動を心理的な同調を狙ってワザと行う会話術というか心理手法もあんねん。ま、せやから言うて慣れんやつが試したって、それはそれで逆にウザがられるだけやけどな。
普段の会話かて、心理的な同調が進めば自然に「同調してくる」んやけど、自分が相手に受け入れてもらおうと思ったら、まずは相手の話を真剣に聞くっちゅうことや。
さっきも言うたけど普段の会話は「自分の話したい事」で頭がいっぱいちゅう状況の方が多いからな。
一言一句聞き逃さんように、何を言いたいかしっかりとイメージできるくらいに話を聞くんや。そうするとな、自分の表現が自然に相手と同じようになってくるんやで。
なんちゅうか会話が融合してくる感じやねん。すると「融合した会話」を通して気持ちとか考えとかといった抽象的なものがその「会話のパイプ」を通して自然に行き来すんねん。
まるで自分の気持ちが相手に反射して返ってくるような、こだまが戻ってくるような感じがしたら完全に同調しとるな。
ま、せやけど普段慣れとる会話の仕方と違うから疲れるねんで。本来、聞くという動作は注意力や想像力を要する非常に疲れる行動っちゅうことなんや。
日常会話の中では聞き流したり、耳に着いた言葉だけを聞いたり、最初の言葉や感じだけであとは自分で想像したりしていることがほとんどや。
せやから相手の事を本当に知ろう思たら、相手との信頼関係を構築したいと思ったら、相手の話をちゃんと聞くこっちゃ。
会話のパイプがつながると心のパイプもつながるで!



