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言葉は『地図』であって『現地』ではない

言葉ってあんまり通じへんのやで。

せやから絵とか動画とかで伝えるとか、あるいは最近は「踊り」で伝えることがウケとるんやないかと思っとる。

ESなんかの書類にしても面接にしても、そこでは「言語」で情報がやりとりされるわな。あたりまえやけど、実はそこが「意味や意図が通じない」原因だったりすんねん。

つまりこういう事や。

あんたの経験してきたこと、人間性、好き嫌いや世界観、人生観、思っとること、感じとること、考えとることなんかは根本は抽象的な概念として存在しとる。

その概念の大半を多くの場合は「母国語の『あんた語』」で言語化して、あんた自身は記憶したり理解したりしとるんや。

それを誰か「あんたやない人」に伝える場合は、「文字」にあるいは「言葉」にもう一度変換してから伝えとるんやで。

あんたが体験してきたこと、あんたが実際に頭の中で考えとる事、あんたの態度や性格なんかを相手に伝える言葉に『翻訳』して伝えとるんや。

カナダの言語学者にサミュエル・ハヤカワ君っちゅうのがおってな、この人が本に「言葉は『地図』であって『現地』ではない」と書いとったけど、まさにその通りや。

そして「言葉」として伝えられた概念を、相手は頭の中で『翻訳』して再び概念化して理解するんやで。

また、この概念化の過程でも人によって差がでてきよる。同じことばでもそれに対応する概念、意味はみんなが同じものであるとは限らんし、実際、全く同じことはないんや。

例えば「山登りは楽しい」ちゅうことに対して感じる事は人それぞれや。

ある人はそれを「ピクニック気分で山に登って景色を眺めてお弁当を食べる」ようなイメージを抱く人もおるかも知れんし、ある人は「命がけの厳しい環境の中で登って世界の高山を制覇する」ちゅうイメージを描くかも知れん。

せやから、そんなお互いの「誤解」をなくすために、お互いにいろんな角度から話したり、あるいは聞いたりする必要があるんや。

ま、会社やらの面接でも優秀な面接官が質問をしたり、具体的に聞いたり、細部を聞いたりするのはこのためやね。

レベルの低い面接官は自分の思い込みで質問して、応募者の回答を思い込みで理解して、優秀な人を不採用にしたり、ダメな人を採用したりしてまうんや、実際。

面接官のレベルは応募者としてはどうしようもないけど、誤解なく伝えるため、そして場合によっては「優秀だと良い意味で誤解してもらうため」に、面接官が描く概念が自分と同じものになるように話す必要がある。

まずは、自分の体験や考えていることなんかについて、それぞれの体験や考えをしっかりと思い返して、また、それに伴う新たな「気づき」も含めて「言語化」しておくことが必要や。

やることは簡単。文字に書いて、そして読んでみて、それが自分以外の人にどう伝わるかを考えることや。

「自分の事を全く知らない第三者」に対してどのように伝わるかをしっかりと考えることや。まさしくプレゼンテーションなんや。

相手はその内容の背景や詳細を全く知らないのやで。かろうじて「同じような言語を話す」だけで、その理解される内容が自分とは同じとは限らんのや。

まぁ、面接官を「日本語が話せるけど今日火星から来た火星人」くらいに思っといたらええ。👽

ただ、この作業は慣れとらんかったり、自己肯定感が低い人やとなかなか見出しにくかったりもする。実際に体験があっても「こんな小さなこと」と思う事が多いかも知れへん。

せやけどこれはその後の人生にも役立つから、就活ちゅう機会にこれら「自分を相手に伝える工夫をする作業」をやるのはええことや。

どんな人生を送っとっても、いつでも自分の現在の「自分」を確認することができるから、ステップアップ自己成長が実感できるで。

自分の体験や考えなんかを言語化してあなたの人となりを相手に正確に「届ける」作業をやってみるんやで!



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