のらネコキャリコンのお役立ちコラム&ニャース

ワイな、いろんな面接や面談の現場に行っとるんやけど、こんなんがあった。
とある飲食業チェーンの店舗での社員とエリアマネージャーとの話し合いやった。
退職を考えとるちゅう従業員に対してエリアマネージャーは悩みを聞いて引き止めたいと思てたんや。(プライバシーに配慮して実際とは内容を変えてあるで)
社員「最近、体力的につらくなってきて…体に症状も出ていて、夜も寝られない日が続いています。むずむず脚症候群っていうんですかね。足に変な感覚があって寝られないんです…」
エリアマネージャー「そうなの…元気にがんばってるみたいだったけど…」
社「はい。それに、店長ともなんか合わなくて…」
エ「でも、店長は頼りにしているようだけどね…」
社「あと、一緒に働いていた仲の良かった人も辞めたし、シフトもなんか希望通りにならなくて、休日もあまりとれないんです…」
エ「そうねぇ、じゃ、もっとシフトが楽になったら続けられるかしら」
社「はぁ…できれば土日を休みたいと思っているんですよね…」
エ「毎週はむつかしいけど、それは調整できるんじゃないかしら」
社「でも…店長はいいとは言わないと思うんですよね…」
エ「そうかしら。話せばわかってくれるとおもうんだけどね」
社「いや、むつかしいと思います。」
エ「そうかな。でも、土日の全部を休むっていうのはむつかしいかもしれないわね」
社「全部ではなくてもいいんです。ただ、毎週続くというのはちょと…」
エ「そのあたりも店長と話し合えばいいんじゃないかしら。わかってくれる店長だと思うけど」
社「いやぁ、むつかしいと思います。前にも似たような感じで言ったことがあるんですけど、全く聞いてもらえなくて…」
エ「そう…割とそういうことには理解のある店長だと思うけどね…」
社「はい、良い人だとは思うんですけど、なんとなく私とは合わない感じで…」
エ「それじゃ、この春に今のお店に異動になる前のお店ではどうだったのかしら。」
社「前のお店は雰囲気良かったんですよね…チームワークも良くて…」
・・・
この話し合いを聞いとってな、従業員の方から「むずむず脚症候群」ちゅう言葉が出た瞬間に「はぁ極度のストレスやな」思てん。
面談をしとったそのエリアマネージャーは、何とかその店舗でシフトを少し工夫しながら働いてもらいたいと思っとったんやな。
せやけど、その方向で話を進めても、社員としては「辞める」ちゅう結論にしかつながらん思たらから、ワイが少しアドバイスをさせてもろうて、最終的には前におった店舗への異動と土日にも多少は休めるようなシフトの調整ちゅうことになった。
このケースに限らんけども、社員から退職の話しが出たら普通の管理職としては「現状のままで説得する」ちゅうパターンでしか話をせん事も多いもんや。
雇用側に従業員の本当のニーズを把握するっちゅう工夫がほしい所やけど、従業員側としては、よき理解者である上司がおったとしても「わかってくれるはず」ちゅう期待とは違った方向になる場合も多い。
せやから退職しとうはないけども、異動や待遇、勤務状況なんかの改善がされんと辞めるしかない、ちゅう結論を持っとるのやったらあらかじめ自分なりの着地点を想定しておくことやな。
どの結論やったら納得できるんか受け入れられるんかっちゅうことに関して。
その方向から話がズレそうっやったら、「こうしてもらいたい」ちゅう要求をはっきりと、しかし丁寧に話すことが上手な「交渉」となると思うで。
職場や待遇や上司に不満を感じたときには「やめる、やめない」の二択だけやない方法も可能性がないか考えてみることも必要な場合もあるんよ。
自分の妥協できる環境に着地するように「交渉」することも、社会人生活全体としてのQOL(クオリティオブライフ:生活の質)を落とさんで人生を過ごすベターなやり方やと思うで。



